■この商品の特徴
ふじりんごのさわやかな酸味と清涼感をつめこみ、ドライでクリスピーなシードルとビールの間を狙った味わいです。
より糖度が高く大きな果実を作るために、りんご果実の育成期(6月?7月)にかけて行う間引きを、摘果(てきか)と呼ぶそうです。このビールにはりんごジュースの他、本来廃棄される摘果りんごのジュースを使いました。
名前は摘果りんごをジュースにして(滴化)、ビールとして再び命が宿って滴下するのをイメージしてつけました。
青森県弘前市にあるもりやま園のりんごジュースを使用し、ドライなサイダー(シードル)とビールの間をいくようなハイブリッドなサワーエールを造りました。
大量に使用されたふじりんごジュースと摘果(まびき)ででた果実を使用したジュースが、豊かな風味と香りをもたらしています。
さらにりんごのキャラクターを引き立てるため、今回はフランスのセゾン酵母で発酵させており、非常にドライなフィニッシュと、酵母からくる少しのスパイス感やリンゴのエステル香が、発酵後のりんごの特徴を強調しています。
他のフルーツサワーと同様に、爽やかで酸味の効いた仕上がりにしたかったのですが、今回は乳酸ではなく、りんご由来のリンゴ酸(マリック酸)を使用してビールに酸味をつけました。
これにより、リンゴのシャープな特性がさらに引き立って、いっそうりんごのサワーという味わいに近づけることができました。