■この商品の特徴
今回初めてカラメル色のスペシャルモルトと言われるものを使わずに赤色のビールを造りました。
普通ビールに色をつける場合は、ベースモルトと言われるモルトに、少しのスペシャルモルト(カラメルモルトやローストモルトなど)を加えて色やコク、香りを調整します。
ベースモルトだけでは普通はイエローカラーのビールになってしまうのですが、今回初めてレッドエックスと呼ばれる特別なベースモルトだけを使ってビールを造りました。
このモルトは単体で赤色のビールを造ることができるということで僕たちも初めての経験です。
ホップに新たな品種が毎年出てきているように、モルトも地味に進化しているようです!
レッドライズラガーは麦のコクを引き出すステップマッシュという手法と、ヨーロッパのノーブルホップを主体に仕込みました。
主発酵の後、2ヶ月間のラガーリングを経たことでキレの良いクリスプで綺麗な飲み口を味わえます。
ノーブルホップのハーバルでスパイシーな香りに加えて、レッドエックスモルトと合わさることで僅かにアーシーな香りや、カラメルや金平糖のような香りのニュアンスを感じます。
一口飲み込むとドライでキレの良い飲み口のあとに黒糖や太陽をいっぱい浴びた干し葡萄のような芳醇なフレーバーが広がります。
6%のアルコール度数はドリンカブルなビールを少し飲みごたえがあるようにしてくれていて、同時に麦の甘さが口全体に広がることをサポートしてくれています。
モルトの香ばしい味わいと甘味、ホップの香りや苦味がバランスよく調和しているのでドリンカブルなのに余韻を感じられるビールです。
レシピはかなりシンプルなビールですが、丁寧な発酵管理と、ラガーリングによって麦のコクとホップの爽やかさが引き立っていると思います。
しつこい甘さはないのでどんな料理にも合うと思います。
合わせるならば、真鯛の漬けや、伊勢志摩の郷土料理の手こね寿司なんかとってもいいと思います。
大葉や茗荷、胡麻などの薬味をたっぷりかけた冷麦や素麺なんかともグッドです。
鳥の照り焼きや、ハーブや香辛料を使った豚肉料理やソーセージなども良さそうです。
変化球的には大学いもとも相性がいいのではと感じています。
秋口のサンマとの相性は試したくてうずうずしています!
夏に飲んでも美味しく飲めるクリスピーでキレのあるレッドラガーです!